スキンケアに使用されるヒアルロン酸の種類
lulumo(ルルモ)は、「素肌にうるおいの贈りもの」
をコンセプトに大人敏感肌に悩みを抱える人が
もっと素肌を好きになるスキンケアブランドです。
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化粧品に良く使われるヒアルロン酸ですが、ヒアルロン酸にも沢山の種類があります。
そんなヒアルロン酸の種類・用途について薬剤師であり美容専門学校の講師をされている新田恵子さんに教えていただきました。
ヒアルロン酸の種類
生体内では皮膚をはじめ、関節液や眼球の硝子体、血管にも多く含まれているヒアルロン酸。
ヒアルロン酸1gで2〜6Lの水分保持能力があり、水分をたっぷり抱え込んだヒアルロン酸は、真皮の主要構成成分であるコラーゲンとエラスチンの隙間を埋めて細胞間を支える働きをしています。
細胞の足場として機能することで、肌へぷりっと弾力を与えてくれるもの。
化粧品原料として使用されるヒアルロン酸はヒアルロン酸Naという形で配合され、油性成分と組み合わせたりすることで、より高い保湿効果や角質柔軟効果を発揮するなど複数のタイプがあります。
1.ヒアルロン酸ナトリウム
最も多く使用され、水に溶けやすい水溶性で高い保湿力があります。
角質層に浸透していかない為、肌表面に留まり保湿効果を発揮。
持続性があるタイプです。
pHにより粘度が変わるが、濃度が高くなるほど粘度も上昇し、ゼリー状にまで粘度をあげることができます。
以前は鶏のとさかなどから抽出されたものが使われてきましたが、最近では乳酸菌などを使用して培養されたものが主流となっています。
2.アセチルヒアルロン酸Na(スーパーヒアルロン酸)
ヒアルロン酸に油性成分のアセチル基をつけ、角質層に馴染みやすくしたヒアルロン酸誘導体(分子量1万〜10万程度)。
肌表面に留まり、水分保持力と角質柔軟効果をUPさせたヒアルロン酸。
とろみはなく、ヒアルロン酸ナトリウムよりもさっぱりした使い心地です。
3.加水分解ヒアルロン酸(浸透型ヒアルロン酸または肌活性型ヒアルロン酸)
ヒアルロン酸を分解して小さくしたもの(分子量1万以下)。
分子量が低いため水に近い粘性で水への溶解性をさらにUPさせたヒアルロン酸。
角質層への浸透をよくし、肌の内側からの保湿強化したもの。
超低分子のため、角質のすみずみまで浸透しやすくコラーゲン生成に働きかけるため、シワ改善に期待が高いヒアルロン酸。乳酸球菌の発酵物で作られています。
4.カルボキシメチルヒアルロン酸Na (超保湿型ヒアルロン酸)
ヒアルロン酸の構造にメチル基をつけ、保水効果を向上させたヒアルロン酸誘導体。
ヒアルロン酸Naよりも水分を取り込む網目構造が広がることから、ヒアルロン酸Naの約3倍の水分を取り込む保水力を発揮すると言われています。
また同分子量のヒアルロン酸及びヒアルロン酸Naよりベタつきや粘度が低減されています。
5.ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム(吸着型ヒアルロン酸)
+の電気をもつため皮膚以外に毛髪への吸着も高いと言われているヒアルロン酸。
この吸着作用から洗い流した後も一般的なヒアルロン酸Naよりも皮膚や髪に残りやすい。
6.加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセル(修復型ヒアルロン酸)
企業が開発した独自成分。ヒアルロン酸ナトリウムの一部に油性成分を付けたもの。
肌の表皮の角質層にあるラメラ構造を整えることでバリア機能と水分を保持し、
主にバリア機能にアプローチする機能を高めたもの。
7.ヒアルロン酸ジメチルシラノール(進化型ヒアルロン酸)
抗シワ効果が期待されるケイ素誘導体を持つヒアルロン酸誘導体
油になじみやすい性質を持ち、肌への浸透性が良く、水分保持力を長時間キープするタイプです。
ヒアルロン酸を使用する目的によってヒアルロン酸を選んで使い分けましょう!!
新田恵子様プロフィール
四年制大学・薬学部を卒業。 薬剤師免許取得後、調剤薬局に勤務されていましたが、夢であったメイクの仕事に携わるため、プロと同じ現場での実績カリキュラムを持つバンタンデザイン研究所・ヘアメイク学部の専門学校に入学。
現在は、薬剤師・美容専門学校講師として活躍されています。