無添加・オーガニックについて – lulumoオンラインストア

無添加・オーガニックについて

lulumo(ルルモ)は、「素肌にうるおいの贈りもの」
をコンセプトに大人敏感肌に悩みを抱える人が、
もっと素肌を好きになるスキンケアブランドです。

無添加化粧品について
薬剤師であり美容専門学校の講師をされている
新田恵子さんに教えていただきました。

無添加化粧品とは??

無添加化粧品とは、添加物を使用していないことを公表している化粧品のことです。
2003年1月までは、アレルギーや皮膚障害を起こす可能性が高い102種類の旧表示指定成分を含まないものを「無添加」と定義していたものの、この定義は廃止され、全成分表示制度となりました。
従って「無添加」=「添加物が一切入っていない」ではなく「特定の添加物が入っていない」という意味になっています。
特定の成分を使用しておらず、そのことを公表していれば無添加化粧品と謳えるようになっているのです。
よって現在は各々のブランドメーカーさんが「独自に指定した成分が入っていない」と言う意味で「無添加化粧品」と表示できるようになっています。
以前、旧表示指定成分として分類されていたものをなるべくでも避けたい場合であっても、あらゆる添加物が入っていない「無添加化粧品」もあれば、そのうちの1種のみが配合されていない、という意味で「無添加化粧品」と言われている場合もあります。
そのため、「無添加」という言葉だけで「肌に優しい」と認識せずに自分が使用したくない成分が配合されていないか、購入前に成分表を確認して選ぶようにするとより安心安全でしょう。

特定成分とはどんなものがあるのでしょうか。
特定成分は基本的には日本が定めた規定量に従って使用されてているため、問題はないとされております。

特定成分例
石油系合成界面活性剤
石油を生成してつくられる成分の1つ。
泡立ちが良く洗浄能力に優れているため頻繁に使用すると肌の保湿維持に必要な油分や皮脂膜まで洗い流してしまう可能性が高く、肌のバリア機能低下にもつながる。
乾燥肌やデリケートな体質の方には刺激になりやすいこともあるので使い過ぎに注意が必要。

防腐剤(特にパラベン)
パラベン自身には毒性がほとんどなく、実績も安全性も高い防腐剤であるが、ごくまれにパラベンアレルギーを発症される方もいるため「パラベンフリー」商品も数多く販売されている。
この場合は別の防腐剤が使用されたり、防腐剤の代わりになる成分が含まれている場合もある。

合成香料
天然香料より持続時間が長く、香りが強いため香りが染み付くこともるため、人により眩暈や吐き気を生じることもある
人工的につくられたものなので、天然のものと比べると内容成分の把握が可能。
アレルギーの発症は合成も天然のどちらでも人により生じる可能性は否定できない。

合成着色料
長期使用で発がんの可能性やアレルギーの発症、色素沈着やくすみの原因につながることもある。

紫外線吸収剤
敏感肌になっている時は刺激を感じやすく、アレルギー反応も起こす可能性が高くなる


無添加化粧品のメリット

無添加化粧品の特徴的なメリットしては、肌への負担が少しでも軽減できることです。
添加物が配合された化粧品でアレルギーが出てしまう方や、皮膚が敏感になっている時、普段のスキンケアが肌に合わなくなった時などに選択しやすいものになります。
もちろん肌トラブルのない方が使用することも問題ありませんが、どちらにせよ「無添加化粧品」といえど一般的な化粧品と同様に、「誰にでも確実に安全」と言い切れるものではないことは念頭に置いておきましょう。


無添加化粧品のデメリット

無添加化粧品のデメリット・注意点としては防腐剤が配合されていないことが多いため、期限が短い点が挙げられます。
けれど別の見方をすれば、開封したらすぐに使い切る!と短期に使い切る意識を持つことで、より肌に清潔に使用することも可能でしょう。
また香料を使用しない場合も多いため、香りによる癒し効果の期待は薄いです。
自然由来のものを使用している場合は、原料費が高くなるため大量生産が可能な無添加でないものに比べると高価になりやすい点も挙げられます。


無添加・自然派・オーガニックの違い

間違えやすいのが無添加化粧品と自然派化粧品(ナチュラルコスメ)、オーガニック化粧品です。
無添加化粧品は上記に記載した通りです。

自然派化粧品(ナチュラルコスメ)
無添加化粧品の中でも化学合成原料をなるべく使用しないようにしたもの

オーガニック化粧品
農薬や化学肥料を使用せずに育てられた原材料を主原料とし、石油由来の合成界面活性剤や防腐剤、人工香料などを添加せずに環境にも負担をかけず、自然の成分のみでつくられたもの

「天然」や「自然」という言葉に安心安全という先入観を持たず、自分の肌に合うか合わないか、ご自身にとって安心安全なのかということに着目して選択していくことが望ましいでしょう。


新田恵子様プロフィール

四年制大学・薬学部を卒業。 薬剤師免許取得後、調剤薬局に勤務されていましたが、
夢であったメイクの仕事に携わるため、プロと同じ現場での実績カリキュラムを持つ
バンタンデザイン研究所・ヘアメイク学部の専門学校に入学。
現在は、薬剤師・美容専門学校講師として活躍されています。