紫外線予防でエイジングケア
昨年同様2024年も、異常気象による紫外線の増加に厳重な注意が必要です。
私たちは一年中紫外線を浴びていますが、4月~9月頃までが強いシーズンです。
特に4月から紫外線対策が大切になります。
1.「紫外線」なにが危険(原因)
紫外線を長年にわたり浴びたダメージの蓄積により、しみ、しわ、たるみなどや、日本でも皮膚がんが非常に増えてきているようです。(1)肌トラブル
日焼けした肌は、軽いやけど状態なので、肌がヒリヒリしたり、赤くなったり、かゆくなったりします。ターンオーバーの乱れによって、メラニンが排出されないと、しみ、くすみにつながる恐れがあります。
しみ、しわ、たるみなどの肌老化は、80%が紫外線によるダメージが原因といわれているようです。
男性の肌は、女性に比べて紫外線量で日焼け炎症を起こしやすいです。
アウトドアスポーツ、レジャーの時など紫外線対策しないと、肌荒れ、しみ、肌老化を早める原因にもなります。
男性は、40代頃でしみは濃く目立つようになり、女性は50代頃から濃くなります。
男性はほぼ毎日ひげを剃るので角層を傷つけやすく、ターンオーバーが乱れやすいことでしみを濃くする原因と考えられます。
(2)紫外線が肌に与える影響
① 活紫外線 UV-A紫外線日焼けで皮膚がすぐ黒くなる紫外線です。
日常の生活(洗濯物干し、買い物)窓ガラス越しなど浴び続けることで、肌の弾力を保つ真皮まで届き、しわ、たるみなど肌老化の原因となります。
② レジャー紫外線 UV-B紫外線
日ざしを浴びた数時間後に皮膚が赤く炎症を起こす紫外線です。
おもに表皮にダメージを与え、メラニンを増加させて日焼けによるしみ、そばかすの原因になります。
③ 免疫機能を低下させる紫外線
紫外線を大量に浴びつづけると、様々な疾病リスクが起こります。
例えば、皮膚がんや日光アレルギー、肌や髪だけではなく目にも悪影響を及ぼします。
DNAが傷ついて免疫機能がうまく働かなくなります。
免疫力が低下すると、細菌、ウィルスに対するアレルギーへの抵抗力が落ちるため、感染症や体調を崩しやすくなります。
そのため海水浴やプールなどで全身をやいたあとは、身体の抵抗力が弱まってしまいます。
2.紫外線予防(対策)
1日のうちで、紫外線が強い時間は午前10時~午後2時ぐらい。この時間帯の外出には、帽子、日傘、UVカット素材の衣類、サングラスなど活用しながら、紫外線から肌を守りましょう。
(1)シーンに合わせた日焼け止め選び
これからは、シーンに合わせて日焼け止めを選ぶ際には、「SPF」「PA」「UV耐水性」の表示を確認することが大切です。水に触れるレジャーは、SPF、PAが高くても耐水性が弱く水に濡れると落ちてしまうと、期待する日焼け止め効果が得られません。
(2)「UV耐水性」基準、水に触れる・水に浸かる
・水に触れる…洗車やガーデニングなどの作業で、水がかかる可能性が高い活動。・水に浸かる…プールや海水浴、マリンスポーツで顔や身体が水に浸かる活動。
適切な使用量を顔、身体にムラなくのばし、2~3時間を目安に塗り直しましょう。
泳いだ後や汗をかいた後などは、水気をおさえて塗り直すことも大切です。
3.紫外線を浴びてしまった後のケア方法
【日焼け後のケア方法】(1)皮膚の鎮静
紫外線によって皮膚に炎症が起こったら、ヒリヒリ、赤み、ほてりを鎮める炎症成分である、グリチルリチン酸2K、シカ(ツボクサエキス)が配合されたローションで肌を冷やしてあげましょう。男性の方にも効果があります。
(2)肌の保湿
ほてり、炎症が落ちついてから保湿が大切です。日焼けした肌は、水分が奪われ乾燥しているため、保湿ケア成分・ヒアルロン酸、コラーゲン配合の化粧水・美容液・乳液・クリームなどのスキンケアアイテムで日焼け後のお肌を守りましょう。
(3)美白スキンケア
日焼けによる色素沈着を防ぐために、メラニン生成を抑制させることが大切です。【美白成分】
ビタミンC誘導体・アルブジン・プラセンタエキス配合美容液などは、紫外線ダメージを予防し、メラニンを作る酵素「チロシナーゼ」の働きを阻害する成分です。
コラーゲンの生成促進、抗酸化作用などの効果も期待できます。
(4)その他・最新UVケア
・スキンケア効果+美白ケアも同時にできるUVケア。UVケア+しわ改善効果でお肌にハリを高めてくれる日中用スキンケア。
汗の匂いが気になる季節に、ミストタイプのフレグランス+UVケア乳液。
お肌の状態、レジャー、日常生活など使い分けて紫外線から肌を守りましょう。