lulumoシカクリーム
lulumo(ルルモ)は、「素肌にうるおいの贈りもの」をコンセプトに大人敏感肌に悩みを抱える人がもっと素肌を好きになるスキンケアブランドです。
よく聞くシカクリームシカクリームとは?成分は?
薬剤師であり美容専門学校の講師をされている新田恵子さんに教えていただきました。
肌再生効果が期待できるとクリームやローション・美容液に配合され、日本でも定着してきたCICA。
ツボクサの学名は「Centella Asiatica」この頭文字と末尾から、または瘢痕(傷あと)を意味する「cicatrix」が由来と言われています。
CICAとはツボクサ由来の化粧品原料全般を指す言葉であって、特定の成分の名前ではないことは押さえておきましょう。
ツボクサは亜熱帯地域を中心にアジア圏内で生息している野草であり、美容業界でも「皮膚再生アイテム」として定着しつつある成分になってきました。
ツボクサの中に含まれている成分として下記などが挙げられます。
1.マデカッソ酸(マデカシン酸)
2.アジア酸(アシアチン酸)
3.マデカッソシド
4.アシアチコシド
5.ポリフェノール群
CICAは最近出てきた成分のように思われがちですが、CICA成分のうちの「マデカッソ酸(マデカシン酸)」、「アジア酸(アシアチン酸)」は特に抗酸化力や抗菌性、血管内皮細胞増殖因子の活性を整えることにより血管新生などの効果を持つことから濃度は違うものの医療現場でも昔から創傷治癒などに用いられてきた成分です。
また、怪我をした野生の虎が傷にツボクサを擦り付けていたという話から「タイガーハーブ」とも呼ばれ、それゆえにCICA成分を配合している化粧品の中には虎のマークをつけているブランドが見られたりしています。
虎マークにも意味があったのです。
他の成分は下記のような効果が期待されています。
「マデカッソシド」
ツボクサエキスに含まれる有効性成分のうちマデカッソシドは免疫機能を落とさずに抗炎症作用を発揮することから肌荒れ予防や、角層の保湿力を高める効果が期待されている。
「アシアチコシド」
ツボクサから抽出された配糖体に分類され、抗糖化・抗炎症作用や抗酸化作用、創傷治癒、真皮の線維芽細胞を活性化させることからコラーゲンの合成活性化などの働きもあり、同様に肌荒れ予防や保湿効果のほか、肌のハリUPが期待されている。
「ポリフェノール群」
ビタミンCやビタミンEと同様に強い抗酸化作用があり、肌の酸化、いわゆる肌の「サビ」予防の働きがあり、シワ予防効果としてエイジングケアに貢献してくれる成分。
CICAは肌再生としての認知が高いですが、紫外線により発生するシミや、炎症による赤みの軽減、その後の炎症性色素沈着を和らげる効果もあるため、美白成分としても活用されています。
CICA使用をお勧めする症状の対象
・ニキビ・ニキビ跡・傷や日焼けを含む火傷などの炎症後の跡がある方
・肌トラブルがあり肌修復・炎症抑制・鎮静効果が必要な方
・肌を良い状態で維持・悪化予防していきたい方
上記に記載した通り、CICAは肌を労わりながら保湿効果を高く発揮してくれる成分になるので日々の乾燥予防と、乾燥がひどい肌状態の時期のレスキューケアとしても使用していただくとよいでしょう。
CICAといっても、使用するツボクサの部位・抽出法などにも違いがあり、含まれる有用成分・濃度も異なってくると効果・作用にも違いが出てきます。
今はさまざまな美容メーカーからツボクサ由来の化粧品・医薬部外品がでているので、いろいろ試してみてご自身の目的・肌状態に合ったものを選んでみてください。
新田恵子様プロフィール
四年制大学・薬学部を卒業。 薬剤師免許取得後、調剤薬局に勤務されていましたが、夢であったメイクの仕事に携わるため、プロと同じ現場での実績カリキュラムを持つバンタンデザイン研究所・ヘアメイク学部の専門学校に入学。
現在は、薬剤師・美容専門学校講師として活躍されています。